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UPS メンテナンスバイパス設置のベストプラクティス

完全に冗長化されたシステムの導入予算を確保できない場合は、メンテナンスバイパスを設置することをお勧めします。予備発電装置にメンテナンスバイパスを追加することで、冗長性を確保し、停電や、UPS のメンテナンスや、UPS の交換時でもシステムのオンライン状態を維持することができます。 

メンテナンスバイパスを使用して信頼性を最大化

UPS と共にメンテナンスバイパスを設置することで、予備発電装置の信頼性を簡単に高めることができます。 

従来の UPS 設置スキーム

従来の電源設計では、ほとんどの場合、1 つの無停電電源装置(UPS)がサーバー、スイッチ、ストレージデバイスをサポートします。単一の UPS が商用電源に接続され、UPS から電力配分装置(PDU)を介して接続された機器に電力が流れます。このようなタイプの環境では、停電や、UPS のメンテナンスや、UPS の交換時に機器のシャットダウンが起きやすくなります。

メンテナンスバイパス設置のスキーム

従来の設置スキームでは、ビジネスネットワーククローゼットの要件を満たすことはできません。単一の UPS または PDU しか接続できないシングルコードの IT 機器は、単一障害点となります。

従来の設置スキームを超えて、メンテナンスバイパスまたは自動切替スイッチ(ATS)を導入すれば、UPS をもう 1 台追加するコストをかけずに、システムの信頼性を大幅に高めることができます。

メンテナンスバイパス(MBP)を使用すると、商用電力は UPS から MBP を通って PDU に流れ、そこからラック内のその他の機器に流れます。UPS を取り替える必要があっても、機器をシャットダウンすることなく、電力をその UPS から切り替えることができます。

シングル UPS またはデュアル UPS システムのためのデュアル給電設置スキーム

自動切替スイッチ(ATS)は、電源が 1 つしかないシステムに電源の冗長構成を提供します。デュアル UPS システムの場合、電力は商用電源から UPS に流れ、シングル UPS システムの場合、ATS に直接流れます。ATS は、商用電源に問題が発生したことを検知すると、自動的に電力を一次電源から二次電源(この場合は UPS)に切り替えます。 

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