メーター式 PDU：データセンターの効率性を高める 3 つの方法

1.    冷却コストの削減。

データセンターの温度を管理するコストは、運営費を使い果たしかねません。高温の空気を囲い込む最新のソリューションはコストを削減してくれますが、従来のラックマウント PDU の動作温度が低いため、その効果は限られています。新型のメーター式ラック PDU の動作温度はより高く、最大で 140°F/60°C です。これは、施設の冷却コストを大幅に削減できることを意味します。

2.      空きスペースの最大化

メーター式ラック PDU は、専用のインフラストラクチャラックを必要とせず、普通なら使用されないスペースを活用するように設計されており、サーバーラックまたはエンクロージャの内側または側面に垂直に取り付けることができます。ただし、すべてのデータセンターの PDU が同じように製造されている訳ではありません。空きスペースを最大限に活用するためには、ラックマウント PDU に薄型のサーキットブレーカーを取り付け、側面に設置できるように幅を最適化して、ホットスワップファンや電源装置へのアクセスを妨げないようにする必要があります。

3.      思いがけない切断を防止する

プラグが外れることによるダウンタイムは、データセンターで頻繁に発生する事故です。ほとんどのデータセンター PDU は、プラグを固定するために外部クロップやケーブルトレイに頼っています。これらの防止対策には一定の効果がありますが、スタッフの手間と時間を必要としますし、追加のコストもかかります。次世代のメーター式ラック PDU は、IEC アウトレットグリップが組み込まれており、専用の電源コードやかさばる付属品を必要とせずに同様の防止効果を得ることができます。